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現代社会に蔓延する幼児教育、さまざまな教育サービス商品。インターネットやテレビでは情報の嵐が、電話では勧誘の嵐が襲ってきます。
「子どもさんのためにお話を聞いてもらえませんか?お役に立ちます」と。そのような電話の声を聞きながら思います。
この声の持ち主はサービス(商品)を売ることが目的で、子どもの行く末に責任がある・・と思っている人は少ないんだろうな。
契約しお金を支払えば終わってしまう人と人とのつながり。顔の見えない人間関係では何とでも言えるのではないでしょうか。
そもそも「お宅のお子さまに良い教育を」という個人に対するサービスに、私は違和感をもってしまいます。自分の子さえ良ければ良い、自分の子の学力が上がれば良い、自分の子が、自分の子がと、個に対する価値観だけを植えつけられてしまいそうで不安になってしまいます。
自分ひとりが頑張っても答えられても、みんなと一緒にはできないよ、という場面がたくさんあるからです。
子どもを育てているとつくづく感じます。
自分の子どもだけが良い子に育っても意味がないと。
字は早く読めた方が良い。高学歴に育てたい。パソコンを使って勉強するのも大切。しかし、忘れてはいけないことがあります。
子どもはたった独りぼっちで育つのではありません。友だちと作る人間関係の中でともに育っていくのです。
自分の子どもがまともな人間になってほしいと思えば思うほど、お友だちもみんな良い子に育ってほしいという気持ちが強くなります。子どもが子どもを育て合う。親の力ではそれ以上は育てられないのではと思います。
大人がそれぞれ自分の子どものことだけを考えている限りは、子どもの育つ環境は、ばらばらでその場限りで、無責任なものになってしまうのではないでしょうか?
自分の周りにいる他の子どもたちにも、子育ての意識を向けなければならないと思います。子どもたちは互いにとても影響し合っているからです。
人は物では育たない、人は人でなければ育たないという言葉があります。子育ては、人と人とが絡み合うもっと複雑な世界。
この商品を買えば子育てが楽になる!などという幻想を強く売り込まないでほしいと思います。
中にはよく考えられた素晴らしい商品やサービスも存在します。しかし、多くは子育てを商品化していると感じます。
子育てを軽々しく商品化しないでほしいです。自分の子どもさえ良ければ、という考え方を助長しないでほしいです。
そして「自分さえ良ければ」という大人の考え方を、子どもの世代にまで蔓延させないでほしいと思います。
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